およそ事業を推進していく過程で、攻めの戦いに長けている人は多いが、
退却、撤退をどう戦うかに関しては苦手とする経営者が多いようである。
支店や店舗を出店するよりも退店するほうが困難である。
人間はどうしても前向きな事に関しては非常なエネルギーを発揮するのだが、
後ろ向きな事に関してはどうも消極的となるものである。
決断においてもそうである。
だが、殿(しんがり)戦こそ重要である。
ここを任せるのにどういう人物をあてがうのかは経営者として非常に重要
な決断となる。
もっとも信頼を寄せる有能な人物でなければ、会社そのものの存立に大き
く影響してくるからだ。
信長などはその重要な戦の中で、何度となく秀吉に殿を任せたものである。
余程の信頼関係がなければ、命取りになる。
また、この殿をどう務めるかにその人の真価が表れると言っても過言ではない。
きれいな後処理ができてこそ、真の名将と言えるであろう。
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