在庫や売掛金を水増ししたり、買掛金を操作したりなどおよそ粉飾の手口は
決まっている。
多くの経営者が陥るわなとして銀行から融資を引き出すためにこの粉飾を
することがよくある。
しかしながら、このような粉飾は仮に現金欄をいじったりしても銀行員に
はわかるものである。
わかった上で、融資交渉に臨んでくるから気をつけないといけない。
現在会社が苦しい状態にあることは財務資料から判断がつくし、金利の
設定その他融資の条件を自行の都合の良いように交渉してくる。
BSとPLの各勘定科目をリンクさせることで資金収支を的確にとらえ、
実際の事業活動の資金フローを分析すればだいたいわかるものである。
資金移動表とよばれるものである。
また、回収サイトや支払いサイト等の実際の資金フローを的確にとら
え支払能力を把握することもできる。
回転期間分析である。
企業の支払能力を把握するのにはこのフロー分析が有効である。
財務分析の中の安全性分析の指標は他にもあるが、とにかく小手先の
インチキは通用しないと思ったほうが良い。
実態を曝け出して正々堂々と勝負すべきである。
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