営業サイドで値引きが慣習となっており、営業力があると勘違いしている社員が実に多い。
商品には適正価格というものが必ず存在する。
製品化までの原材料費や人件費等の製造コストに企業の利益を乗せた価格である。
10万円の原価の商品を平気で9万円で売ってたりする。
そのときのもっともらしい理由をつけてである。
この症状が出てきたら、要注意である。
また、過度の値引きは逆にお客様の不信感を招くことにも留意すべきである。
そんなに簡単に値引きができるのなら、もともとそれだけの価値しかなかったんじゃないの、という具合に。
およそ値決めは経営の要諦であり、社内で統一しておく必要がある。
そして適正価格で販売すべきである。
値引きはまとめて大口の注文をだしてくれたお客様に対してのみ社長が決裁するというふうに予めルールを決めておかないと、営業部門で暴走する危険性がある。
製造部門の従業員の魂の入った商品を信念をもってしっかりお客様に伝え、お買いいただくのが営業部門の勤めである。
たやすく値引いてはいけないのだ。
真心で接すれば必ず意は通じる。
値引きで相手の心は動かない、逆にお客様にとっても良くないことと肝に銘じよう。
そのためには前線に立つ営業マン自身が商品をすみからすみまで知り尽くし、これに惚れ込まないといけない。
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